人生の終局に至るまで、求める楽しみの多くに「食べる」「話す」「味わう」など口を動かす行為が関わっており、特に超高齢社会では、生命維持に不可欠な摂食・咀嚼・嚥下機能と共に 食欲や味覚などの根本的欲求を満たす感覚器の機能に加え、会話や表情筋による口元で示す喜怒哀楽の表現に欠かせない口腔という器官の機能を維持することが不可欠です。
近年、先進国では老化に関する関心が非常に高くなっており、老化度診断の受診率も増加傾向にあります。老化度検査や診断が従来の予防医療と異なるのは、病気を治すことや予防するの ではなく、より健康になるための医療であるという点です。自身の弱点を知り、それを改善するための食事・運動・ライフスタイルを提案するのが抗加齢医学を実践する歯科医療従事者の 役割となるでしょう。

抗加齢歯科医学研究会は、歯科医師ならびに歯科衛生士をはじめとする歯科医療従事者2139名(2022年9月現在)で活動する日本抗加齢医学会(会員数約8800名)の分科会です。
口腔だけでなく全身、メンタル面を視野に入れたアンチエイジングを医療で実践し、その重要性を広く普及するためのさまざまな活動を行っています。

研究会代表  斎藤一郎

お知らせ

2022/12/27 NEW
【第26回抗加齢歯科医学研究会】
開催終了のご報告

本年開催の講習会「第26回抗加齢歯科医学研究会」は、昨年に引き続きWEB配信にて12月14日−12月22日までの期間限定で開催し、沢山のお申込みをいただき滞りなく終了いたしました。 参加お申込みをいただきました皆様には御礼申し上げます。